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NPO法人 西区ホタルの会は、北海道の自然が好きです。

リーリング オブ ラーバーRearing of larvae

幼虫の飼育

生まれたての幼虫は、体長が2oほどのとても小さなものです。これを育てるのには、大変な手間と根気が要ります。体を丸めてしまい、石や鉢片のすき間に潜り込んでしまう習性があるので、水の交換やエサのやり方などに十分注意する必要があります。幼虫の飼育には白色の飼育容器(バット)を使用し、水深を2〜3pにし涼しい場所で飼育することが大切です。
水温が25度以上にならないようにし、エアレーションで空気を送り込むようにします。

バット飼育の様子
幼虫が水の中で舞ってしまわないよう、空気量を調節します。また、あまり多くの石や鉢片を入れてしまうと幼虫を観察しづらくなりますから、容器の底で幼虫が潜む程度(1〜3個)で良いでしょう。バットの用意ができたら、小さな幼虫をスポイトですくい、数えながらバットに移します。
生まれたばかりのホタルの幼虫
 幼虫の脱皮が近づくと、動きが鈍くなり、餌も食べなくなります。やがて腹側の頭のほうから脱皮し始めます。脱皮した直後は白くて、体の内部を透かして見ることができます。ぬけ殻は、水に浮かんでいたり、エアレーションのストンやパイプにも付着しているので、簡単に分かります。なお、2度目の脱皮が済んだ幼虫(3齢幼虫)くらいからは、バットをのぼって這い出てくることがありますから、大きさの違うバットを二重にして使います。こうしておけば、たとえ逃げ出したとしても外側のバットに入りますから、見つけ次第スポイトでもとに戻します。
幼虫は脱皮するごとに大きくなるので、口径の大きなスポイトを用意していかなければなりません。
 
終令幼虫
 口径の小さなスポイトで幼虫を吸うと幼虫の体に傷をつけてしまい、死なせてしまう原因になりますので、スポイトの口をはさみなどで切って大きくします。切ったままですと切り口が鋭く、幼虫が吸い込まれるときに角に触れて体に傷が付きやすくなるので、ライターなどであぶって切り口に丸みをつけるようにすれば良いです。  
インドヒラマキガイを食べる様子(2〜3令幼虫)

エサについて

幼虫の飼育

成虫になるまで

習性と生態

飼育するにあたって


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